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狂乱のロンドン不動産市場 (7)

2010年08月17日 02:07

さて、長きにわたる、不動産シリーズですが、部屋を選んだら、
おわりか、というと、それで終わらないのがロンドンの不動産市場の
恐ろしいところ。話しはまだ続きます。

その後、家主との交渉が始まる訳ですが、これが中々大変。まず、入居日
(現状だと9月の24日くらいになりそうだったので、僕たちの予定の20日に
入居できるよう交渉)、それから部屋の現状復帰(上述のとおり、
今の状況がかなり酷いので、ちゃんときれいになった状態で入居できるよう
にしてねという話)、あとは保証人やら何やらの問題です。

どうやらイギリスでは、不動産を借りるときに、reference(紹介状)を
求めることが多いようで、イギリスに住んでいるだれかから、この人は
信頼できる人物でうんぬん、みたいなことを一筆書いてもらう必要が
あります。これは僕は、昔一緒に仕事をしたことがあったイギリスの
コンサルファームの社長にお願いしてなんとかOK。U君も、イギリス在住の
友人にお願いできたようです。

しかしこれ、始めてイギリス上陸で、知りあいが一人もいない、
みたいな状態だったらどうするんでしょうねえ。

さらに今回の家主から求められたのは、イギリスでの保証人を出せ、
ということ。学生だから家賃がきちんと払えるか分からないでしょ、
ということを言い分に、日本で言うところの連帯保証人に近い責任を
負う人を、イギリスで出せと。さすがに紹介状はもらえる相手はいても、
家族でもあるまいし、そこまでやってくれる相手はいません。
その旨を伝えて、なんとならんかと伝えたところ、「なら、6ヶ月分
前払いならOK」との話し。まあ、社会人歴が長いこともあって払えますが、
なかなか厳しい条件です。さらに、銀行口座の詳細も提出が求められます。

さらに、信用情報の調査のために、過去の住所や家主の情報、勤め先、
referenceを書いてくれる紹介人の連絡先、等などを、信用調査会社の
フォームに記入することを求められました(www.rentcheck.comを参照)。
いやあ、なんというか、ここまでやるか、というフォームでして、
びっくりです。U君もドイツでこんなことまで書かされることは
あり得ない、と言っていました。

しかし、考えてみると、最後の部屋の中国人女子二人もそうでしたが、
部屋の使い方が実に酷いひとが結構います。何か壊れていたり、汚いまま
放置していたり、たった1年~2年しか借りてないうちにここまでやるか
というケースが、今回5件回ったうちでもいくつかありました。日本や
ドイツに比べると、留学生や移民が圧倒的に多くて、その中にはいろんな国
からの人がいて、常識が通用しない、ってのがロンドンの住民事情なんで
しょうね。そう考えると、家主も、そう簡単に借り手を信頼する訳には
行かんのだろうなあ、とも思います。

日本からいきなり行って、部屋探しようとしたら、僕たちが遭遇したのと
ほぼ同じ出来事に遭遇すると思われますので、カルチャーショック
間違いなしです。僕はたまたま、U君という英語も日本語も堪能な仲間がいて、
二人でアイデアを出し合いながら一連の活動をマネージできましたが、
そうでなかったら相当きつかったでしょうね・・・・
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狂乱のロンドン不動産事情(6)

2010年08月17日 02:06

4つ見て、すっかり混乱していた私たちの頭ですが、5つ目まで見終わった
ところで、いよいよ最終的なジャッジをする段階に来ました。

疲れていて、足も痛いし、もうこれ以上回りたくない、というのが正直なところ。
まあ、最低限の候補は確保できたかな、というのもありました。

と、いうことで、最終的な候補を並べて、さらに、それぞれの家主から聞いた
いろんな条件(2つ目の、9月までの家賃の半額分、とかも含めて)も
加味して、1年住むとしたらどれくらいかかるかを計算し、
各物件のお値打ちと比較検討してみました。

そうしたところ、魅力としては2つ目がトップなものの、距離を考えると、
5つ目だろう、ということで意見が合致。と、いうことで、ようやく最後の
最後に、納得できる物件にたどりつけた、という訳です。

ただまあ、最終的には、出会えた物件の中での相対的な比較でしかない
ですから、微妙と言えば微妙なんですけどねえ。でもこれ以上訪問すると
市場の相場も分かるでしょうけど、よけい混乱して決められなくなりそうな
予感も会って、もう打ち止めにすることにしました。

とにかく、連絡しても連絡しても返事が来ず、しかも部屋の基準が
よくわからないロンドンの市場には、疲れました・・・

これから探される方は、相当の覚悟が必要だと思います。
僕たちみたいに2日間で決まるのは、相当奇跡的だ、と、その後ロンドンで
あったロンドン在住の(イギリス人も含めて)人々にいわれましたし。

狂乱のロンドン不動産市場(5)

2010年08月17日 02:06

そして4つ目に午後から訪問です。

これはコベントガーデンにあって、大学から徒歩3分くらいの超好立地物件。
多くの店がならぶ、まさに繁華街の近くでもあるため、2ベッドルームで
週300ポンド強というのは驚異的にお安い価格。

しかし・・・さすがに安いだけあって、かなり狭いです。そして部屋が
アパート全体のゴミ捨て場に面していて、匂いや音が心配です。
眠りに帰るだけなら、まあいいんですが・・・。あと、この物件が属している
アパートが持っている中庭がすばらしく、ガーデニングがきっちりされていて、
春や秋に外で時間を過ごすにはとっても良さそうでした。
部屋以外のものが売り、というのが、なんとも微妙な物件です。

さすがにこのあたりにくると、1つ目は無いにしても、2、3、4をどう評価して
最終的な判断をすれば良いのか、すっかり混乱し始めていました。
これだけ条件の違う物件が並ぶと、比較のしようがありません。

さあ、そして最後が5つ目。国鉄のキングスクロス駅の近くと、立地としては
3つ目の物件とほぼ同じ距離、若干近いかな、くらいの土地の物件です。

非常に大きなアパートメントの3階で、現在は中国人の女子二人が借りている、
とのこと。家主が女子二人に許可を得て、彼女達がいない間に見学です。

部屋に入ってみると・・・なかなか良い物件。まずベッドルームが二つとも
広くて、ベッドとワードローブ、勉強机があっても十分スペースが
確保できそうな感じです。また、リビングは小さいものの、キッチンはかなり
広くて設備も充実。

今の住人が大量の私物(家具も含めて)持ち込んでいてなおかつ、部屋
備え付けの家具を壊してたり、キッチンをきれいに使ってなかったりで、
状況としては若干きつい状態でしたが、きれいになれば、なかなか
バランスの良い物件です。3件目と比べると、ベースが良い感じですね。
また、きちんと管理されている大きな物件の3階にある物件なので、
4件目のようなゴミ捨て場問題はありません。


狂乱のロンドン不動産市場(4)

2010年08月17日 01:58

と、いうことで2日目開始。今日も、朝はテムズ川湖畔を散歩。なかなか快適です。

それにしても、初日動いてみて分かったのは、
①厳しいとは聞いていたが、想像以上に厳しいマーケットだということ
②相場がさっぱりわからない、ということの2つです。

2つ目は分かった、とは言いがたいですが。

結局、1日目は30件からそこら電話をかけて、まともなレスポンスがあったのが
トータル5件と。殆どは折り返しの電話もしてこないという状況です。
どちらかというと、不動産業者が酷くて、個人の家主の方が誠実に対応してくれる
感じですが、それにしても・・・まあ、外国人だということを割り引いても、
中々厳しいものがあります。

それから、1つ目の物件のむちゃくちゃさと、2件目の物件の好条件が、
両方同じ価格だという、市場原理の働いてなさ。おそらく、ウェブ上のテキスト中心の
情報で広告を出し、個別に案内する、という市場ルールが影響しているんでしょう。
日本みたいに立地と面積、間取り、築年数とかがちゃんと広告に出ていて、
それで相場ができているマーケットとはずいぶん違います。(あ、手前味噌ですね。
でも正直、リクルートの先人に感謝しました。)こりゃ市場効率悪いわ。
まったく、「神の見えざる手」って概念を発明した国のやることとは思えませんが、
しょうがないです。

さて、2日目。しょっぱなは10時から、UCL(University College London)近くの
物件を見学。これは昨日家主に連絡したところ、家主から現在の住人に連絡して、
見学をアレンジしてもらえた物件です。ここは・・・まあ、立地はまあ良い
(UCL のすぐそばですからね。LSEへは歩いて15分強くらい)ですが、いわゆる
学生の下宿、って感じです。広さに文句は無いものの、全体にきれいに使われて
おらず、特にキッチンは非常に狭くて、かなり汚く、クリーニングを入れるにしても
キツい状況です。1つ目よりはだいぶましですが、2つ目に比べると距離を
割り引いても劣るかなあ、という感じでした。

まあ、3つ目を見て、ますます昨日の午後の物件か?という気持ちに
徐々になってきた訳ですが・・・(その5に続く)

狂乱のロンドン不動産市場(3)

2010年08月15日 09:07

ところが、二人でへこたれずに検索→電話を続けていると、
日曜日の朝と午後に1つアポが入ったのに加え、
ULU Housing Serviceで見つけた物件で即アポが入りました。
3時に待ち合わせということで、もうすぐに移動しないと
間に合わない状況です。

U君  「これ、ちょっと遠いけどどうする?」
僕   「いや、選択肢がないんだから行こうぜ」
U君  「そりゃそうだ。行こう行こう」

と、いうことで、移動を開始。行ってみると、大家さんは
実に良くしゃべる話の長いおばさまでしたが、
物件自体は非常にすばらしく。清潔できれい、部屋も大きく、
かなり快適な暮らしが期待できる部屋です。
ベッドルームだけでなく、キッチンも非常に広いし、
リビングに至っては、ソファ2つ、テーブル、さらに
ダイニングテーブルを置いてもまだスペースがある豪華さ。

しかも、周囲は非常に落ち着いた雰囲気で、治安も
かなり良さそうな住宅地。

それで、同じ部屋が週400ポンドでOKだと言うのです。
なんじゃそりゃ。ロンドンの都心からちょっと離れてるから
と行ったって、この2物件の値段の違いは全く意味が
分かりません。まあ、最初の物件がぼったくりだというのは
明らかですが。

しかし、学校から遠そう、ということに加えて問題が一つ。
実は部屋は既に空き家になっており、僕たちが入居するのは
9月の20日ごろ。つまり、6週間空き家の時期が続くのです。
大家からのリクエストは、「それまでの家賃の半分を払ってよ」
とのこと。まあ、他の借り主に貸さずにキープしておいて
くれる、と考えれば、分からなくもありません。

にしても、なんにも得るものが無いところに200ポンド×
6週間=1200ポンド(=15万円!)。手痛い出費です。
とりあえず保留にして、別の物件も見た上で返事をする旨を
伝え、LSEまで歩いてみることにしました。

すると、ちょうど30分くらい。うーん、微妙な距離です。
毎日歩くとすれば結構キツいなあ、という物件。
しかし、他に選択肢は無いし、今のところこれがベストか?
という状況で夜が迫り、本日は打ち止め、となりました。

ただ、LSEに向かう途中で1件大家から連絡が入っており、
4時にアポがとれたので、日曜日のアポは計3件。それらに
希望を寄せて、U君の友達も交えて晩ご飯を食べ、
眠りについたのでありました。


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